「文金高島田(ぶんきんたかしまだ)」という花嫁かつら、みなさんはどんなイメージを持っていますか?
「古くさい?」「似合わなさそう…」といった声を聞くこともありますが、実は今、改めて見直されている和婚スタイルのひとつ。
白無垢や色打掛との相性も抜群で、上品で華やかな印象を作り出せる、まさに日本の伝統美の象徴です。
今回は「文金高島田=古い?」という疑問に答えながら、その魅力をわかりやすくご紹介します。
1. 「文金高島田」とは?|由緒ある花嫁の正装
文金高島田とは、日本髪の中でもとくに格式の高い結い方の一種。江戸時代から受け継がれてきた、花嫁のための特別な髪型です。
本来は地毛で結うスタイルでしたが、現在では多くが専用のかつらを使って行われます。
上品で落ち着いた佇まいは、白無垢や打掛と合わせることで、より一層の格を演出してくれます。
2. 「古い」じゃなくて「格式高い」|伝統の美しさ
文金高島田は「古い」のではなく、日本の婚礼文化において最も格式ある髪型。
実は、宮中行事でもこのスタイルが選ばれており、厳粛な式にふさわしい装いです。
ヘアスタイルだけで「古くさい」と思われがちですが、白無垢との組み合わせは、凛とした気品と美しさを際立たせてくれます。
伝統を大切にしたい花嫁にこそ、選んでほしいスタイルです。
3. 顔立ちに合わない?と思う前に試着してみて
「かつらは似合わなそう…」という不安の声もよく聞かれますが、実際には多くのかつらが顔立ちに合わせた調整が可能。
前髪の高さや輪郭に合うシルエットを選べば、驚くほどナチュラルな印象に仕上がります。
美容師と相談しながらの試着で、印象ががらりと変わることも多いので、一度は試してみるのがおすすめです。
4. かつら+綿帽子 or 角隠しで雰囲気が一変
文金高島田に綿帽子や角隠しを合わせると、印象ががらりと変化します。
綿帽子をかぶるとより神秘的で奥ゆかしい雰囲気に、角隠しなら華やかで大人っぽい印象に。
「思ったよりしっくりきた」「写真映えした」という先輩花嫁の声も多数。
かつらだからこそできる、王道の和装スタイルを楽しめるのは大きな魅力です。
5. 地毛で結う選択肢も|現代風アレンジも可能
文金高島田はかつらだけでなく、地毛結いで行うこともできます。
最近では地毛結い+生花のアレンジを取り入れたり、モダンな装飾を加えたりと、現代風のアレンジも増えています。
伝統を守りながらも、自分らしさを加えたい花嫁さんにはおすすめの選択肢です。
「文金高島田=古い」というイメージを持っていた方も、実際の魅力を知れば、その印象が変わるはず。
伝統的でありながら、凛とした美しさ、奥ゆかしさ、格式高さを兼ね備えた髪型は、白無垢・色打掛を最大限に引き立ててくれます。
和婚を選ぶなら、一度はかつらを試してみる価値あり。あなたにぴったりの花嫁スタイルが、きっと見つかります。